噛み合わせと全身との関連を考える
アトピー性皮膚炎が治った、噛み合わせを矯正したことで長年苦しんでいたリウマチが治った、入れ歯で噛み合わせを回復し老人性痴呆症が改善した等々、驚くべき症例を次々と発表する藤井佳朗歯学博士。
同医師の治療法を広めるために結成された「噛み合わせと全身との関連を考える会」事務局の高橋博水歯科医師に、会の活動内容等について話を聞いた。
藤井先生の治療法を広め、少しでも多くの人が受診できるようにしたい
編集部 「噛み合わせと全身との関連を考える会」を発足させた経緯からお聞かせください
高橋 簡単にいうと、この会は藤井先生を支援する会ということになります。藤井先生はご自分の歯科医院で患者さんの診療をするかたわら、講演のために全国を飛び回っています。ご自分のところに来られる患者さんはなんとか診療することはできても、そういう状況ですから診られる患者さんに限りがあります。
一方で、慢性病や難病で苦しんでいる患者さんは全国にたくさんおられます。医者から見放され苦しんでいる患者さんも多いのではないかと思います。そういう人たちが的確な治療が受けられるよう、藤井先生が行っている治療注や診断理論を全国の歯科医師に広めていきたいというのが、会を発足させた理由です。
そのためには藤井先生の治療技術を1人でも多くの歯科医師がマスターする必要があります。そこで、随時研修会を開催し、噛み合わせが全身の疾患に関与しているという理論を理解し、臨床治療技術を磨いているわけです。
編集部 噛み合わせが原因の疾患だというのは、どうやって検証するのですか。
高橋 主にO-リングテストを検証の方法として使っています。O-リングテストというのは、親指とそれ以外のもう1本の指でOの字をつくった被験者(患者)に、医師がなんらかの刺激を与えます。すると被験者の頭の中で処理された情報が筋力の力としてアウトプットされ、被験音にとって「ノー」であればリングは開いてしまい、「イエス」であればリングは開かないというものです。このテストで、どこが悪いか、なにが悪いかを判断するわけです。
O-リングテストには「直接法」と「間接法」があります。「直接法」は一対一でやりますが、「間接法」というのは被験者と医師の間にもう1人の人間を入れて検証する方法です。
藤井先生は、このO-リングテストで、患者さんの「どこが悪いのか」「なにが原因なのか」「どうやったら治るのか」「薬を使う場合はどのような薬が効くのか」を検証しているわけです。また、治療がうまくいっているかどうかもO-リングテストで検証できます。
久留米大学の下津浦先生はO-リングテストの第一人者で、口本バイデジタルO-リングテスト協会の口本支部長を務めている方ですが、健康に気を使っている私の患者さんが調子が悪いというので調べてもらったところ、世界でも稀にしかならないガンが見つかりました。O-リングテストは非常にすぐれた検証方法だと思います。
編集部 その検証方法はだれにでもできるものですか。
高橋 簡単な方法なので誰にでもできますが、安易にやられると問題が起こります。O-リングテストでは、「診断ができる」「治療を予測する」「効果を予測する」「検証する」わけですから、それなりの技術を必要とします。特別の機材を使うわけではないし、材料も必要としません。被験者が痛いということもありません。ただ、噛み合わせや口の機能と全身との関係を診るわけですから、藤井先生が生み出した治療技術を継承することが必要になります。藤井先生の診療術ができる歯科医師はまだまだ少ない
編集部 入れ歯を入れたことで老人性痴呆症が改善された例があるようですね。
高橋 あります。その患者さんはまったく歯がない老人ですが、上の入れ歯を入れただけで目の輝きが変わり、表情がしっかりしてきました。1週間後にはアイコンタクトをしているんですね。そういう意味では、老人の義歯を取り上げることは非常に危険なことです。
いろんな患者さんがいらっしゃいますよ。上の前歯が2本とも義歯の方のケースですが、義歯は2本繋がれた状態のまま入っていたので、繋がった簡をカットして1本ずつにしたところ、それまで訴えていた、身体がかたい、息苦しい、頭が痛いなどの症状が解消されました。頭蓋骨はいくつかの骨でできているので呼吸するときに開閉します。しかし、歯が繋がっていたために頭蓋骨にある繋ぎ目が開閉できず、原因不明のいろんな症状に悩まされていたわけです。
私のところにも左手が上がらないという70歳の女性が見えました。そこでO-リングテストで調べたところ、口の中に原因があることがわかりました。右の義歯が前の歯と比べて4ミリほど低いことが原因で左手が上がらなかったのです。
このように口の中の機能で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。一見噛み合わせとは関係なさそうなのに、調べてみると宍は口の中に原因があったということは多いですね。そういう意味では、口の中にはほかのどこよりも、身体中のいろんな部分のセンサーが多く集まっているということではないかと思っています。
一口に噛み合わせといっていますが、歯が生えている方向や膨らみなどが口の機能を邪魔していないかどうかも重要なことなのです。口の中の機能が全身に与える影響は非常に大きいのですが、そこのところが意外に知られていないのです。
編集部 O-リングテストで診断をし、治療を予測することができれば、その場で症状を改善することができるわけですか。
高橋 できます。その意味でも、会員の治療技術の向上が望まれるわけです。
編集部 現在、会員数はどのくらいでしょうか。
高橋 歯科医が80名、非歯科医が5名です。O-リングテストを含め、藤井先生が行っている治療法ができるのは、そのうち20名ほどです。
難病、慢性病で苦しんでいる人は全国にたくさんいらっしゃいます。しかも医者から見放されて途方にくれている人は多いのではないかと思います。しかし、藤井先生が行つている治療怯ができる歯科医師は20名程度と少なく、それら20名の歯科医師の名前を公表すると1人の歯科医師に患者さんが集中してしまい、かえって診療が受けられなくなる可能性があります。
詳細について知りたい場合は事務局までお問い合せください。事務局で調整させていただきたいと思います。
いずれは患者さん自身がインターネットに直接アクセスできるようなものを整備していきたいと思っております。それには藤井先生の治療法ができる歯科医師が1人でも多くなることが必要であり、まさにそこに会の存在意義があるわけです。
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「噛み合わせと全身との関連を考える会」事務局
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高橋歯科医院内
Tel・Fax. 03-3402-7744
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